苫小牧市内の小中学校と高校に今学期、赴任した校長に教育の方針や抱負を聞いた。
苫小牧大成小学校には、一般教諭の頃にも勤務しており、8年ぶり2度目の着任。当時の教え子のきょうだいが、今も在学しているといい、「昔から変わらず、子どもたちが人懐っこく元気で明るい学校だ」と改めて実感している。
小樽市出身。道教育大学釧路校卒業後、教員生活をスタートさせた。小学校を中心に赴任しており、前任は、苫小牧北光小学校の教頭。勉強やスポーツができるのは、いろいろな人の力があってのこと―と、子どもたちには感謝しながら学校生活を送る大切さを伝えてきた。
新型コロナウイルスの感染拡大による制約もあるが、保護者が学校の教育活動を見ることができる機会を工夫しながら設けることを考えている。「愛情をかけながら子どもたちが安心して過ごせる学校づくりをしたい」と語る。
趣味はスキーやバスケットボール。
苫小牧北星小学校の児童について「必ずあいさつし、授業中ははきはきと発言する。礼儀正しく、明るく元気」と印象を語る。
何事も一つ一つ丁寧に積み重ねることで、いろいろな成果が生まれると考えており、児童へ指導するだけではなく、自身も実践を心掛けてきたという。
生まれは登別市で、室蘭市で育った。道教育大学札幌校卒業。前任は登別市立鷲別小教頭。苫小牧市で勤務するのは初めてだが、わが子が幼い時に、市内の公園をよく訪れていたという。
同校で目指すのは、「子どもたちが笑顔で過ごすことができる学校」。そのため、教職員には、児童の心に寄り添う指導を大切にしながら、子どもたちが「分かった」「できた」と思える授業づくりを希望している。
趣味は絵画で、水彩や鉛筆で人物画を手掛ける。