拓勇ファイターズ 8年ぶりV奪取―決勝・錦岡に4―3競り勝つ〔苫小牧市長旗争奪大会・少年野球〕

  • スポーツ, 野球
  • 2021年5月4日

 第47回苫小牧市長旗争奪大会兼第11回大東開発杯争奪大会兼第3回戸部英一杯争奪記念大会最終日は3日、とましんスタジアム=苫小牧市=でトーナメント準決勝、決勝が行われた。拓勇ファイターズが決勝で錦岡ジュニアタウンズに4―3で競り勝ち、8年ぶりの栄冠をつかんだ。

 拓勇は1点を追う三回、先頭の横谷が三塁打を放つと無死一、三塁となって松本の犠飛で同点。その後1死二、三塁で林がスクイズを決め勝ち越した。

 錦岡は三回に3安打を集め一時勝ち越したが、その後は相手エース福栄を打ち崩せなかった。

 ▽決勝

錦岡ジュニアタウンズ

10200―3

2020X―4

拓勇ファイターズ

    (五回時間切れ)

(錦)新井田、渡邊―高田

(拓)岩佐、福栄―目時直

?横谷(拓)

 ▽準決勝

錦岡ジュニアタウンズ

01003―4

12000―3

新生台イーグルス

    (五回時間切れ)

(錦)高田、新井田―新井田、高田

(新)板垣、高井、山口―光成

?高田(錦)

?小川(新)

泉野イーグルス

010030 ―4

000122x―5

拓勇ファイターズ

    (六回サヨナラ)

(泉)上原、木村―黒江琥

(拓)松本、渡辺、福栄―目時直

?上原(泉)

?木村(泉)目時直(拓)

―集中切らさず、逆転呼び込む

 時折強い雨が降る悪天候でも、拓勇ナインは動じなかった。最終日の準決勝、決勝をそれぞれ1点差で競り勝ち、4月下旬の苫小牧民報販売店協力会旗東地区大会(準公式戦)に続く栄冠。山村監督は「選手たちの頑張りに尽きる」と奮闘をたたえた。

 2試合とも先行される形になったが、「集中力を切らさなかった」と監督が言うように粘り強く逆転までつなげる勝負強さが光った。今大会2試合で先発登板し、打撃でも各戦で活躍を見せた二刀流遊撃手の松本(6年)は「天気が悪くても自分のピッチングや打撃ができた」と胸を張った。

 チーム最大の目標に掲げる小学年代の甲子園「全日本学童軟式野球大会」出場に向けた最初の予選が8日から始まる。松本は「チームワークはどんどん良くなっているけど、まだ走塁とか細かい部分ができていない」と勝ってもおごらず、練習に打ち込む構えを見せていた。

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