札幌ドーム19・4個分(敷地面積107ヘクタール)の広さを誇り、乗馬やパークゴルフ、ローラースライダーなどさまざまなアクティビティーで遊ぶことができる。宿泊はもちろん、日帰りで食事、大浴場も楽しめる。中央競馬で活躍した往年のG1馬とも触れ合うことができるため、自然や馬が好きな人たちが訪れる。
宿泊施設となるウエルカムセンターは、1993年のダービー馬ウイニングチケット、2004年のジャパンカップダートを制したタイムパラドックス、07年の高松宮記念で優勝したスズカフェニックスなど、名馬の功績や資料を展示したギャラリーを開設。名馬3頭は敷地内の馬房で暮らしており、日中は放牧され、悠々自適に過ごす。
近くには乗馬の体験施設があり、初心者から経験者まで楽しめるメニューを用意。新型コロナウイルス感染拡大下、「密」の回避など対策を徹底しながら、屋外で伸び伸びと体験を楽しむ人は多い。
道外から訪れた会社員の山本由起子さん(41)は「広い自然の中で馬と触れ合うことができた」と笑顔。AERU(アエル)の田名部昌広支配人(69)は「馬をコンセプトとした施設。功労馬に餌をあげることもできる」とアピールする。
ゴールデンウイーク(GW)期間中、宿泊施設49室は満室に近い日が続く。この時期は施設付近の道路沿いにエゾヤマザクラが咲き誇り、サクラのトンネルのような美しい風景を見ることもできる。