苫小牧市科学センターの指導員林麟太郎さん(24)ら職員に、科学の要素を取り入れたおもちゃの作り方、遊び方を教えてもらった。身近な素材、道具で簡単に作れ、コロナ下で巣ごもりしながら気軽に楽しむことができる。(高野玲央奈)
コップで! ムーンサルト
摩擦を利用した遊び道具。ストローと毛糸、厚紙で簡単にできる。
(1)ストローを切る。長さ3センチを2本、5センチを1本用意する。毛糸は長さ80センチほどで用意する。
(2)厚紙は縦5センチ、横4センチぐらい。好きなキャラクターの絵を描いて台紙にする。
(3)台紙の裏に、3センチのストロー2本を間隔2センチほどで「ハ」の字になるよう、セロハンテープで貼り付ける。
(4)毛糸を台紙の「ハ」の字ストロー、持ち手となる5センチのストローに通し、輪を作って縛れば完成。
(5)毛糸をフックなどにつるし、左右に糸を引けば、台紙がぐんぐん上がる。
厚紙を段ボール、ストローをサンランラップの芯に代えれば、より大きいサイズも作れる。
ぐんぐんのぼるキャラクター
輪ゴムでコップに回転力を与え、いろいろな飛ばし方を楽しむ。
(1)紙コップ(プラスチックコップも可)2個の底同士を向かい合わせ、セロハンテープで巻いてつなげる。
(2)2~3本の輪ゴムを鎖状につなげて1本にする。親指でゴムの片端を抑えながらコップのつなぎ目に1、2周巻き付ける。
(3)飛ばしたい方向へ弓矢のように、輪ゴムを巻き付けた方の手を伸ばし、コップを持っている方の手を放す。
(4)巻く際に、ゴムを下から巻き、ほぼ床と平行に飛ばすと、揚力が働いて少し浮き上がって飛ぶ。ゴムを上から巻き、やや上向きに投げると、すぐに落ちる。