3 民族の伝統的な暮らし紹介 平取町立二風谷アイヌ文化博物館

  • 日高路の春, 特集
  • 2021年4月29日
アイヌ民族の伝統的なかやぶき屋根。チプは触ることができる

 平取町でアイヌ文化発祥の地と称される「二風谷コタン」。沙流川流域の豊かな自然に育まれたアイヌ文化を伝承する一大集落だ。町立の二風谷アイヌ文化博物館、萱野茂二風谷アイヌ資料館をはじめ、アイヌ文化の発信施設が徒歩圏内に並ぶ。刺しゅうや木彫などアイヌ工芸に触れられる施設や土産店も多い。

 博物館前は象徴的な存在のチセ(家)9棟が林立し、プ(倉庫)など付属施設やチプ(丸木舟)と共に「屋外展示」されている。伝統的なかやぶきの建築法を引き継ぐため、毎年のように新築や改築工事を展開。春を迎えたこの時期は日々、周りの木が茂り、芝生も青さを増し、アイヌ文化の学びへの意欲を自然とかき立ててくれる。

 博物館はアイヌ資料約4000点を収蔵し、うち約1000点を常設で展示。アイヌ民族の暮らしが伝わるよう住居や食事、仕事、育児など分野ごとに並べた。アットゥシ(織物)は技術や知識を受け継いだ様子の解説に力を入れ、チプは触ることができるなど展示方法も工夫。チセを模したビデオステージでは、ウエペケレ(昔話)などの伝承作品も鑑賞できる。

 このほど音声解説システムも導入し、新型コロナウイルス感染対策に力を入れつつ、地域の語り部による口承文芸などを積極的に発信する予定。マスク着用など対策への協力は不可欠だが、長田佳宏館長(49)は「地域に密着したアイヌ文化にぜひ触れて学んでほしい」と呼び掛けている。

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー