2 かんらん岩がつくる絶景 様似町 アポイ岳

  • 日高路の春, 特集
  • 2021年4月28日
アポイ岳5合目付近から見た山頂。かんらん岩が多く、地球の壮大さを感じることができる

 日高山脈の南端付近に位置する標高810メートルのアポイ岳。約1300万年前、大陸プレート同士の衝突により、地下数十キロにあった上部マントルが上昇、露出した「幌満かんらん岩体」で構成されている。地球内部で起こった出来事を、地表で観察できる貴重な場所として、国際的に広く知られている。

 入山すると、ミズナラやトドマツなどの樹木が生い茂り、4カ所の休憩所を経て5合目に到達すると、勇壮な山頂や太平洋を望む絶景が広がる。その後、登山道は急斜面の岩場が続き、目印となる馬の背やトラバース分岐を経て、山頂にたどり付く。所要時間は登りで2時間30分から3時間、下りで2時間程度となっている。

 アポイ岳を含む様似町全体が2008年に日本ジオパーク、15年に世界ジオパークに認定された。ジオパークは地球や大地を意味する「ジオ」と公園「パーク」を組み合わせた造語。18年10月には第9回日本ジオパーク全国大会・アポイ岳大会も開かれた。

 登山口付近のアポイ岳ジオパークビジターセンターでは、山の概要や豊富な高山植物について学ぶことができる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年4月と5月に休館したが、今年は4月から11月まで開館する。入館者には手指消毒やマスク着用、アンケート記入などを求める。

 同センターの学芸員、加藤聡美さん(33)は「(ゴールデンウイーク中)高山植物はサマニユキワリやアポイタチツボスミレが見られそう。今後、自然観察会も開きたい」と話した。

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