白老町はアイヌ文様をデザインした郵便ポストを日本郵便に寄贈し、民族共生象徴空間(ウポポイ)前で27日に贈呈式が行われた。
ウポポイ前に設置された郵便ポストには、アイヌ文様のラッピングを施し、「イランラカラプテ(こんにちは)」の文字を入れた。日本郵便への寄贈は、アイヌ文化やウポポイをPRする取り組みとして町が企画した。
寄贈式では、町の伊藤信幸アイヌ政策推進室長が白老郵便局の蛯子強局長に寄贈の目録を手渡した。蛯子局長は「ウポポイのあるまちやアイヌ文化のアピールに生かしたい」とし、式を見守ったアイヌ民族文化財団・民族共生象徴空間運営本部の斉藤基也本部長も「ポロトの自然とマッチしたデザイン。観光客の歓迎ムード向上に一役買うポストになるのでは」と話した。
町は同様のデザインのポストをこれまでに8基寄贈しており、町内の各郵便局前や町役場前などに設置している。