日曜日はまた各地に寒さや雨の予報。休日は外出や接触を控えなさいと天気の神様の指示。東京などは3度目の緊急事態宣言始動日だ。
最近、週刊誌の新聞広告を見て、老後に関連した話題が多くなったと感じるのは、自分がその対象年齢になったからなのだろう。見出し文字の一行一句が自分のどこかに引っ掛かる。
先日の広告にも、うなった。在宅ひとり親という難題、親子で準備しておく重要書類、65歳すぎたら自宅を売ってはいけない、田舎暮らしこんなにつらかったなんて、遺産相続で子どもがもめる不動産はこうする、なけなしの老後資金を失ってしまった人たち―。介護や死、老後資金の確保や遺産の相続、住宅の確保や居住地の選び方など、内容は山盛りだ。財はないものの根がいい加減な先延ばし体質だから、幾つもが自分の宿題と重なっている。「この『持病』の人はワクチンをまだ打たない方がいい」という項目もあって新型コロナウイルスの世界にも瞬間移動させられた。血糖値は確かに高くて不安定なのだ。
雪が解けて気候も良くなり、近所のあちこちに屋根や壁の工事の足場が目立つ。わが家でもいろいろな傷みが気になっていた。不具合に耐えていたという家人が先日、とうとう決断をした。ガンガン、バリバリという破壊音を聞きながら広告を改めて見ると「リフォームは最低限これだけやればいい」の文字。読んでから契約した方がよかったんじゃないのかなァ。(水)