三度目の正直

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2021年4月22日

 苫小牧市内にも桜の便りが届いた。ゴールデンウイークも近い。だが今年も、気持ちが浮き立つ連休とはならなくなった。東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令される見通しで、宣言は昨年4月、今年1月に続いて3度目。4都府県とも宣言に準じた「まん延防止等重点措置」の適用中で、同措置では拡大を抑えきれないことが証明されたとも言える。

 道はすでに、同措置が適用された10都府県への往来自粛を道民に要請している。緊急事態宣言が出されれば、より強い対策が取られることになるのだろうが、どの県に、いつまで、何が発令されているのか、もはや分からなくなってきた。

 北海道も人ごとではない。道と札幌市は特別対策として、市内の飲食店などへの営業時間短縮や外出自粛を求めるという。対象が飲食店だけでいいのか、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言は出さずに済めばそれに越したことはないのか、むしろ強い対策を取ることで収束を早められる可能性はないのか―。

 感染再拡大の落胆を何度経験しても、対策の適切な時期と強さを見つけられない。ワクチン接種が少しずつ進んではいるが、お金を払えばすぐ受けられるとだますワクチン詐欺も現れたと聞き、また暗い気持ちになる。感染防止のために自分ができることは変わらない。3度目の緊急事態宣言が、収束までの道のりをわずかでも縮めてくれることを願うしかない。(吉)

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