人口減

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2021年4月19日

 千歳、恵庭の勤務時代、両市の「交流」をたびたび取り上げた。医療や産業など結び付きが強く、生活圏域が一つと言える両市は、一局集中が進む札幌から近く、優れた住環境に良好な雇用環境と、共通点も多かった。移住・定住施策ではともすればライバルだが、あえて連携の覚書を結ぶなど大局的かつ戦略的に事業を展開していた。

 千歳市の「まちづくり白書」に人の動きの分析は詳しい。千歳は実際の人口と比べ、昼間人口が膨らむ「流入超過」都市。平たく書けば「千歳で学び、働き、寝るのは他都市で」という人が多いことを示す。こう書くと問題があるように感じるかもしれないが、実態は新千歳空港に代表される著しい発展が背景にあり、移住促進のむしろ明るい材料だった。

 一方、千歳から見て、流入先は多い順に恵庭、札幌、苫小牧。このうち苫小牧に対しては昼間の「流出超過」が目立ち、「苫小牧で働き、住むのは千歳」という人も多かった。苫小牧は東西に長いため、勤務場所によっては、他都市の居住も選択肢になることを暗に示している。

 苫小牧市の人口が17万人を割り込んだ。市は人口ビジョンや総合戦略を策定し、長期的な視点で対策を進めているが、人口減は加速するばかり。少子高齢化が最大の要因だが、最近は札幌、千歳、恵庭への転出が増えている。歯がゆい思いをしているのは記者だけではないだろう。(金)

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