高円宮杯JFAU18サッカープリンスリーグ2021北海道(北海道サッカー協会主催)は18日、札幌市内の東雁来公園サッカー場で開幕し、第1節4試合が行われた。駒大苫小牧高はコンサドーレ札幌U18と対戦し、1―4で敗れた。大会は道内の8チームが出場。10月3日まで全14節のリーグ戦で栄冠を競う。優勝、準優勝チームはプレミアリーグ参入戦の出場権を獲得する。
駒大苫がコンサドーレ札幌U18に逆転負けを喫した。前半1分にゴール前に抜け出したMF赤松青空が先制弾。前半37分、コンサドーレFW久保田琳太のゴールで追い付かれ、同41分に逆転。後半も加点を許した。コンサドーレはセットプレーを中心に好機を逃さず得点を重ねた。
リーグは昨年、全7節で行われ、最終節は新型コロナウイルスの影響で中止。全勝の旭川実業が優勝し、駒大苫は全敗で最下位だった。
▽第1節
コンサドーレ札幌U18 4―1駒大苫小牧
旭川実業 3―0札幌創成
札幌大谷 3―0札幌第一
北海道大谷室蘭 4―1東海第札幌
―先制弾も流れつかめず
コンサドーレ札幌U18との初戦を白星で飾り弾みを付けたい駒大苫小牧は先制して流れをつかんだかに見えたが、後半の攻め手に欠けた。MF小山田主将(3年)は「先制して浮き足だったところがある」と反省を口にした。
先制点は試合開始直後の前半1分。FW赤松(同)が右サイドに抜け、右足で振り抜いたシュートがゴール左隅に突き刺さった。ゴール前での1対1の場面で「ここは取れると思って思い切り振り抜いた」と赤松。岡崎監督もフィジカルの強さで突破したプレーを「冬場のトレーニングの成果を見せてくれた」と評した。
試合は土砂降りの雨の中で、ピッチは水たまりで覆われた。パスが思うようにつながらない悪条件の中、前半の終盤からコンサは高さを生かした空中戦に持ち込んだ。4失点点中3点はヘディングシュートで、コーナーキックなどのクロスパスがきっかけとなった失点が目立った。小山田主将は「ピッチの悪さとは無関係の失点で言い訳ができない」と受け止めた。
シュート数はコンサ16本に対して駒大苫は4本にとどまった。小山田主将は「サイドからの攻めでチャンスをつくってシュートで終わる攻撃を徹底したい」と次節に向けた意気込みを語った。