北海道難病連白老支部(紺野良一支部長)の会員らが16日、白老町のアイヌ文化発信拠点・民族共生象徴空間(ウポポイ)を見学し、アイヌ民族の文化と歴史を学んだ。
同支部の会員交流事業として企画。会員14人と車いす介助ボランティア4人の計18人が参加した。
会員らはウポポイの国立アイヌ民族博物館や伝統的コタンゾーンのチセ(かやぶき家屋)を見学し、体験交流ホールで伝統舞踊を鑑賞。アイヌ文化の復興と発展、発信の役割を担う国立施設の意義についても理解を深めた。
昼食時には施設内のレストランで、アイヌ民族の伝統的食材のシカ肉などを使った料理を堪能。同支部事務局長の西田祐子さんは「初めてウポポイを訪れた人も多く、互いに交流を深めながら楽しい行事となった」と話した。