㊦「まだまだ満足できな」~個人賞5冠達成 中島 彰吾~

優勝の立役者となった中島彰吾

 大会最優秀選手、最多ポイント、最多アシスト、最多得点、ベストFW。個人賞総なめの5冠を達成した中島彰吾(27)は、功績通り王子イーグルス(現レッドイーグルス北海道)のジャパンカップ制覇に大きく貢献した。ただし本人は至って冷静。「もしサハリン(ロシア)やハルラ(韓国)がいるアジアリーグだったら、こんな結果になっていない。まだまだ満足できない」と語った。

 ロシア、韓国勢を含めた通常のアジアリーグが開催された2019~20シーズンのレギュラーリーグで最多ポイント選手とベストFWの2部門を受賞。日本を代表するCFとして一役名を上げ、今季も変わらずの活躍ぶりを見せたが「アジアリーグ挑戦5年目で一番調子が悪かった」と明かした。

 肩や膝に痛みを抱えたまま昨年6月のチーム活動開始を迎え、満足に体を鍛え上げることができなかった。一方で「自分の体をよく知るきっかけになった」と試合前のコンディショニングに注力し、ゲーム開始50分前からジョギング、ストレッチなどで状態を仕上げていくルーティンを確立させた。

 終わってみれば全24試合で18得点27アシスト、計45ポイントと他の追随を許さないハイレベルな領域でプレーを続けることはできた。でも「体の仕上がりも100%、その日の状態も100%で戦いたかった」と悔いが多く残った。

 優勝への思いも複雑だ。20勝4敗の勝率8割超えと圧倒的な強さで日本一を証明したが、「外国勢がいたら同じ展開にはなっていないはず。試合中は常にサハリンやハルラになら通用したかと考えながらプレーしていた」と話す。

 チームは4月からクラブ化し心機一転を図った。「来季はチームが存続することに感謝し、その重みを感じながら戦いたい」としつつ、「パックを持てば取られない自信はあるけれど、持っていないときの動きやフェースオフはまだ弱い。弱点をしっかり補っていきたい」とさらなる進化を誓った。

 (おわり)

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