苫小牧市春日町の住宅街にひっそりとたたずむ、今年4月にオープンしたイタリアンレストラン。うま味が凝縮した「鴨（かも）ステーキ」（税込み1380円）が自慢の一品だ。

　本場ヨーロッパから鴨肉を輸入し、こしょうやオリーブ油に2日間漬け込み、注文後にじっくりと鉄板で時間をかけて焼く。余分な油を飛ばし、皮をパリパリに仕上げるのが特徴だ。肉は軟らかく、とろける食感。オレンジやニンニクじょうゆ、刻みわさび、岩塩など7種類の薬味が添えられ、味の変化が楽しめる。1日5食限定。ハーフサイズ（同780円）もある。

　シェフの永井優志さん（40）はドイツ、スイスで7年間修行したほか、ホテルのレストランや高級鉄板焼き店を渡り歩いた実力派。「こだわりのステーキのおいしさをぜひ体感してほしい」と話している。

　店内は、シェフがヨーロッパで培った陽気な雰囲気に満ち、イタリアやフランス産のキャンティやカベルネなど多くの産地品種からワインを味わえる。客は主婦層が中心だが、1人客や家族連れも多い。

　6品コース（同2500円）が注文数の多い人気メニューで、そのほかハンバーグ（同1100円）やナポリタン（同）など全15種類ほどの本格的な料理が楽しめる。

　苫小牧市春日町2の9の14。営業時間はランチ午前11時～午後2時、ディナー午後5時～同10時。水曜定休。電話0144（33）7355。