苫小牧市の緑ケ丘公園人工芝サッカー場と庭球場の一般開放が1日から始まった。公園内の他施設でも一般の利用開始に向けた準備が進んでいる。
2面ある人工芝サッカー場と20面を備える庭球場は、3月上旬から除雪などの準備を進め、団体向けの利用は一足早い同20日に開始。一般開放された4月1日にはそれぞれ利用者が次々と訪れ、自主練習やチームの練習で汗を流した。
中学校進学でソフトテニス部に入部予定の平林郁(かおる)さん(明野中1年)は「外のコートが使えるようになって練習時間が増えそう」と話した。
このほか陸上競技場は3月20日に一般開放が始まった。とましんスタジアムと清水球場は24日に開場予定。グラウンドの測量や整正作業が進められている。
天然芝のサッカー場は、芝の生育や芝刈りなどの整備に時間がかかるため5月下旬のオープンを目指している。3月下旬にはサッカークラブチームのエルソーレ(苫小牧)在籍の小中学生や関係者約50人が、場内にあるエゾシカのふんの清掃をボランティアで行った。ふんの回収には約2時間かかったという。エルソーレの宮野英幸監督は「ボランティアを通して練習環境を整備してくれる人への感謝の気持ちを持ってもらえれば」と話していた。