道と札幌市などは30日、新型コロナウイルスの感染者が新たに56人確認され、2人が死亡したと発表した。このうち17人の感染経路が不明。日別の新規感染者は2日ぶりに50人を上回った。道内の死者は累計746人、感染者は延べ2万918人(実人数2万862人)となった。
死亡したのは札幌市の80代男性と70代女性。
道は16人の感染を確認。内訳は日高管内3人、空知管内2人、後志管内1人、上川管内9人、十勝管内1人。胆振管内はゼロだった。
札幌市は33人、旭川市は2人、小樽市は1人、函館市は4人の感染を確認した。
また、新たな変異株の疑いが33人確認された。内訳は道発表が7人、札幌市が25人、函館市が1人。
新たなクラスター(感染者集団)は3件発生した。札幌市の通所介護事業所で5人が感染し、うち4人が変異株の疑いと判明。富良野市の有料老人ホームで、入居者と職員の計12人が感染。道南方面に旅行した道央地域居住者の30~50代の6人が感染した。
道内で治療を終えて回復したのは1万9413人。30日現在の感染者数は14人減の759人。重症は前日から3人増の18人。29日時点の入院患者の病床利用数は、前日から8床増の435床となっている。