アイスホッケーアジアリーグの王子イーグルスの菅原宣宏監督(45)らが29日、苫小牧市役所を訪問し、岩倉博文市長にジャパンカップ優勝を報告して来季のクラブ化への思いを語った。
小川勝也(35)、荻野順二(42)両コーチも同行し、優勝杯などを持参した。菅原監督は「実業団・王子」として挑んだ最後の戦いを振り返り、「市民やファンの皆さんの声援が力になった」と尽きない感謝を口にした。
また、4月からレッドイーグルス北海道として新たな一歩を踏み出すが「チーム全員が前を向いている。来季も市民の皆さんに元気な姿を見せられるよう準備したい」と話した。
岩倉市長は「選手たちがモチベーションを維持しながら次の目標に向かえるように、できる範囲で協力していきたい。心機一転頑張ってほしい」と伝えた。
ジャパンカップは新型コロナウイルスの影響で中止になったロシア、韓国を含めた通常のアジアリーグの代替大会。王子をはじめ国内5チームが参加し、昨年10月から約半年にわたって勝率で順位を競ってきた。王子は20勝4敗の勝率8割超えと圧倒的な強さを見せ、頂点に立った。