白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)中核施設・国立アイヌ民族博物館(佐々木史郎館長)は、ニュースレター「ANUANU(アヌアヌ)」第3号を発行した。
第3号では、収蔵資料展「イコロ―資料にみる素材と技」(5月23日まで)を紹介。センカキ・アットウシ(木綿・樹皮)、ニ(木材)、ウッシ(漆)、シキナ(ガマ)、カニ(金属)、カンピ(紙)と、素材ごとにアイヌ民族の生活用品を展示し、科学分析装置を使った研究成果も伝える「イコロ」を詳しく取り上げている。
また、博物館の基本展示室コーナーや展示資料も紹介。江戸時代の絵師小玉貞良がアイヌ民族の生活風俗を描いた「蝦夷国風図絵」など、目を引く資料を掲載している。
「ANUANU」は年4回発行の季刊誌で、各地の博物館や図書館、関係機関などに配布している。