道と札幌市などは26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに69人確認され、2人が死亡したと発表した。このうち21人の感染経路が不明。新規感染者が60人を上回るのは3日連続。道内の死者は累計で742人、感染者は延べ2万680人(実人数2万625人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の1人(90代女性)、札幌市が1人(80代男性)。
道は、15人の感染を確認。内訳は、胆振管内1人(苫小牧市の80代男性)のほか、石狩管内8人、空知管内4人、上川、十勝両管内各1人。既存のクラスター(感染者集団)では、江別市の北翔大学で1人増の計8人、帯広市の住宅型有料老人ホーム「ノーステラス緑ケ丘」で1人増の計71人に感染が拡大した。
札幌市は、53人の感染を確認。市内のスナックで新たなクラスターが発生し、5人(利用客4人、従業員1人)の陽性が判明した。
旭川市は、1人の感染を確認した。
また、変異株の感染疑いは札幌市18人、道と函館市各2人の計22人確認された。道内の変異株陽性者は、国立感染症研究所の解析で確定した50人を含め計184人となった。
道内で治療を終えて回復したのは計1万9209人。26日現在の患者数は729人で、重症は前日から3人増えて12人。25日時点の入院患者の病床利用数は、前日から13床増の375床となっている。