折り返し

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2021年3月26日

 暖かい風の春の日が差した後、雲が広がり始めて冷たい風がどこからともなく吹いてくる。彼岸が過ぎたばかりだが、もうサクラが咲くのではと思う日もある。いつもより少し早く、春がやって来た。

 一昨日の鈴木直道知事の定例会見は、議会の関係で深夜にずれ込んだ。原則、記者たちの質問が終わるまで続く。ある時は2時間以上続き、このまま終わらないのでは―と思った日もある。一昨日の会見は、記者の1人が「先日、40歳になられた…」と指摘。38歳で初当選し全国最年少だった知事も「不惑」に。候補選びから激戦だった、2年前の知事選を思い浮かべた。

 初登庁で「前例にとらわれず、新しいアイデアを」と職員に呼び掛けた知事。掲げた柱は「ピンチをチャンスに変える道政」。だが、就任初年度終盤から新型コロナウイルス感染拡大の波が本道に襲来。公約の157政策中、約9割に当たる141政策でコロナの影響を受け、目立った政策を打ち出せないまま、2年が過ぎようとしている。

 2年間、近くで取材して感じる政治スタンスは、保守でもなく、リベラルでもない。むしろ中道に近い。このため、道議会との関係は微妙だ。先に閉会した定例道議会では、与野党双方からの視線が厳しさを増しているように感じた。新年度は人事で幹部級を大幅に刷新し、1期目前半を折り返し、後半に入る。コロナという難題を背負いながら、実効力ある政策を打ち出せるか。厳しい航海が続く。(広)

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