「教育に携わっていなければできない体験を数多くさせてもらい、ありがたい気持ちでいっぱい」と約38年の教員人生を振り返る。
室蘭市出身。高校時代に柔道部の顧問をしていた恩師の影響で、教員になることを決意。「子どもたちが最も多感な時期に、成長や変化を実感したい」と中学校教師の道を選んだ。
東京都の国士舘大学を卒業後、保健体育の教師としてむかわ町の鵡川中学校に赴任。その後は苫小牧市を中心に、胆振、日高管内の中学校に勤めた。
「合唱コンクールや学校祭のステージなど、生徒と一緒にいろいろなものをつくり上げてきたことが、一つ一つ思い出となって残っている」と笑顔を見せる。
教員になるきっかけが高校時代の「縁」であったこともあり、生徒や職員へは「学校での一瞬、一瞬の出会いを大切にして毎日を過ごしてほしい」と願っている。