正しく恐れる

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2021年3月23日

 「コロナはプールに顔をつけて息ができないような苦しみが長時間、長期間続くイメージ」。文藝春秋3月号でフリーアナウンサー有働由美子さんが、本道在住の脚本家倉本聰さんとの対談記事の中で、新型コロナウイルスの重症患者の様子を語っている。これはiPS細胞の研究者山中伸弥氏から聞いた話だそうで、最近のテレビが患者の真実をなかなか伝えないため、人の行動変容が見られないという倉本さんの指摘があって出てきた話だ。

 ただ、まったく苦しみを感じない重症患者も一定数いるそうだ。埼玉医科大学総合医療センターの岡秀昭教授は「ハッピー・ハイポキシア(幸福な低酸素血症)という症状で、自宅療養中に亡くなる方にこのパターンが多い」という。中には病院まで歩いて来たり、人工呼吸器を装着する直前まで普通に会話ができたりするなど「見た目と違って重症化の見極めが難しいのがコロナの特徴」と強調する。

 政府による首都圏1都3県を対象にした新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が21日に解除されたが、ピーク時より大幅に減少した感染者数はその1週間前から増加に転じている。それは本道も同じで、「もう大丈夫」とコロナへの警戒感が薄れ、多くの人の行動範囲が広がってきていることが背景のよう。

 従来型より感染力の強い変異ウイルスの存在もある。ウイルスの怖さを知ることで、3密回避やマスク着用などの感染防止策を徹底したい。(教)

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