恵庭市議会の2021年度第1回定例会は22日、本会議を再開し、31日で退任する北越俊二副市長(72)の後任に横道義孝総務部長(58)を選任する人事案に同意。総額278億7900万円の21年度一般会計予算案など議案9件を可決した。陳情1件の審議を厚生消防委員会に付託し閉会した。
横道氏は、1985年4月恵庭市役所入り。企画振興部主幹、経済部農政課長、総務部次長を経て2018年4月から現職。選任同意を受け、横道氏は「責任の重さを痛感している。今後、人がつながり夢膨らむまちづくりの推進とアフターコロナを見据えた新しいまちづくりを市長の下で推進していきたい」と語った。
退任の北越氏は原田裕市政が誕生した09年11月に副市長に就任し、在任期間は11年5カ月にわたった。北越氏は「原田市長の下、職員と共に市のまちづくりに励むことができた。今後はまちづくり基本条例をよりどころに一市民としての役割を果たしたい」とあいさつした。
今月末で穂積邦彦教育長も退任が決まっている。穂積氏は「『恵庭に住むことに誇りと自信を持つ』子供たちが育ち、安心して退任できる。恵庭にご縁をいただいた人間として本市の発展を応援していきたい」と9年6カ月の支援に感謝を述べた。