道と札幌市などは18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに96人確認したと発表した。このうち38人の感染経路が不明。日別の新規感染者が90人を上回るのは2月11日以来、5週間ぶり。死者は8日以来、10日ぶりにゼロだった。道内の感染者は延べ2万182人(実人数2万129人)、死者は累計で719人となっている。
道は、26人の感染を確認。内訳は、石狩管内12人(千歳市2人など)、後志管内5人、釧路管内4人、十勝管内3人、日高、上川両管内各1人。胆振管内は3日連続ゼロだった。既存クラスター(感染者集団)では、江別市の札幌学院大学で新たに学生3人の陽性が分かり、計10人に感染が拡大。帯広市の住宅型有料老人ホームで3人増の計68人、釧路市の有料老人ホームで1人増の計27人、釧路孝仁会記念病院で1人増の計34人となった。
札幌市は65人の感染を確認。市内の高校で新たにクラスターが発生し、19人(生徒17人、教職員2人)の陽性が判明した。
函館市は4人、小樽市は1人の感染を確認した。
また、札幌市は同日、40~90代男女9人が変異ウイルスに感染したことを確認した。いずれも英国型変異ウイルスで、このうち4人がクラスターとなっている食品関連会社主催の集会参加者。残る5人の感染経路は不明。これで道内の変異株の感染確定は計22人となった。また、道と札幌市は新たに12人が変異株に感染した疑いがあると発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1万8790人。18日現在の患者数は673人で、重症は前日から1人増えて7人。17日時点の入院患者の病床利用数は、前日から14床減の317床となっている。