(3)和光中学校 石井告美校長 自分の良さに自信持って

  • 勇退校長インタビュー, 特集
  • 2021年3月18日

  自身も苫小牧和光中学校の卒業生で、「思い出のある良い学校で定年を迎えられた」と目を細める。今月で退職とあり、3月上旬には自ら教壇に立ち、「挫折をしても諦めずに自分を信じる姿勢の大切さを伝えたい」と3年生に道徳の授業を行った。

   三石町(現・新ひだか町)の出身で、小学4年生の時に苫小牧市へ越して来た。北海道教育大学釧路校を卒業し、初任地の釧路寿小学校(現釧路中央小学校)に赴任。「まだ幼い低学年の子から頼りにされ、教職の重みを実感したことが、今でも忘れられない」と回想する。

   最後の勤務校となった和光中での3年間は「生徒にはそれぞれ、自分の良さに自信を持ってほしい」と願い、教員たちに指導してきた。後進に対しては「教育は、子どもや家庭との信頼関係の上に成り立つ。今後も大切にし続けていってほしい」と望んでいる。

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