(3)青翔中学校 杉本昌史校長 一人一人と深い関係性を

  • 勇退校長インタビュー, 特集
  • 2021年3月18日

  約38年の教員生活では数多くの出会いがあり、時には親になった昔の教え子に再会することも。「お金では決して買えない財産ですね」とほほ笑む。

   苫小牧市出身。日本大学法学部を卒業後、北海道立釧路養護学校に赴任。その後は苫小牧市と室蘭市の中学校に勤めた。

   生粋の苫小牧っ子で、小学生からアイスホッケーをしていたこともあり、教諭時代は同部の指導に汗を流した。苫小牧和光中学校では全国大会に2回出場し、うち1回は優勝を果たした。

   部活動と同じだけ大事にしていたのは、自分の学級の生徒と少しでも多くの時間を持つこと。何気ない会話を増やし、一人一人となるべく深い関係性を持つよう心掛けた。

   今も休み時間などに各教室を巡り、生徒と気さくに話をする。後任には「『この学校の生徒で良かったな』と生徒が思える学校づくりを」と望む。

過去30日間の紙面が閲覧可能です。