道と札幌市などは17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに73人確認され、4人が死亡したと発表した。このうち26人の感染経路が不明。日別の新規感染者数が70人を上回るのは11日以来、6日ぶり。道内の死者は累計で719人、感染者は延べ2万86人(実人数2万33人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の3人(70代男女2人と年代・性別非公表)、札幌市が1人(60代女性)。
道は、再陽性1人を含む30人の感染を確認。内訳は、後志管内9人、石狩管内8人、十勝管内7人、釧路管内3人、札幌市居住2人、上川管内1人。胆振管内は3日連続ゼロだった。江別市の札幌学院大学で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、学生7人の陽性が判明した。
また、道は同日、新型コロナウイルスに感染した石狩管内の80代女性がスクリーニング検査で、変異株に感染した疑いが濃厚になったと発表した。近くゲノム(全遺伝情報)解析したデータを国立感染症研究所に送り、確定判断する。道内ではこれまでに13人が変異株に感染している。
札幌市は、38人の感染を確認。変異株疑いの感染者が新たに24人確認されたと発表した。
函館市は4人、小樽市は1人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1万8756人。17日現在の患者数は611人で、重症は前日から2人増えて6人。16日時点の入院患者の病床利用数は、前日から35床減の331床となっている。