道と札幌市などは16日、新型コロナウイルスの感染者が新たに69人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち18人の感染経路が不明。日別の新規感染者が60人を上回るのは11日以来、5日ぶり。道内の死者は累計で715人、感染者は延べ2万13人(実人数1万9961人)と2万人を超えた。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の5人(80代女性と90代男性、年代・性別非公表3人)、札幌市が1人(70代男性)。
道は、再陽性1人を含む36人の感染を確認。内訳は、釧路管内11人、十勝管内6人、石狩管内5人、上川管内3人、空知管内1人、札幌市居住1人のほか、大阪府3人、愛知県2人、京都府、東京都、宮城県、神奈川県居住各1人。胆振管内は2日連続でゼロだった。釧路市の介護事業所で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、9人(施設利用者7人、職員2人)の陽性が判明した。
札幌市は28人の感染を確認。既にクラスターが形成され、13人の変異株の感染が確認されている食品関連会社の集会に続き、市内の別の食品関連会社が主催する集会でも新たなクラスターが発生し、8人(参加者5人、従業員3人)の陽性が判明。このうち1人が変異株に感染している疑いがある。
函館市は5人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万8672人。16日現在の患者数は626人で、重症は4人。15日時点の入院患者の病床利用数は、前日から3床増えて366床となっている。