全国の大舞台へ闘志燃やす―恵庭南高校・柔道部主将 山本禅(苫青翔中出身)

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  • 2021年3月17日
初の全国挑戦に向け稽古に集中する山本(右)

 恵庭南高校の柔道部主将を務める苫小牧青翔中出身の山本禅(2年)が19、20両日に日本武道館=東京都千代田区=で行われる第43回全国高校柔道選手権大会に出場する。今年1月の北海道大会(札幌市)男子73キロ級を制し、自身初の全国挑戦が間近に迫る。「やっとここまでくることができた。早く全国の強豪と戦いたい」と闘志を燃やしている。

 全国高校選手権同級には、各都道府県の予選会で優勝した2年生以下の47人が出場しトーナメント戦を繰り広げる。山本は1回戦で愛媛県代表と対戦。勝てば2回戦で和歌山県代表が待ち受ける。

 道内の精鋭35人が出場した道大会で2回戦から登場した山本は「自信を持って試合ができた」と準決勝までの4試合を得意の袖釣り込み腰などですべて一本勝ち。決勝でも同じ技で技ありを奪い勝利するなど、酒井伸哉監督が「ほぼ完璧な試合内容」と評価する見事な戦いを見せた。

 今年度は新型コロナウイルスの影響で全国高校総合体育大会をはじめ道内外の公式戦機会を相次いで失った一方、過去の試合動画を何度も見返すなど「自分の柔道と向き合うことができた」と山本。右手主導の攻撃強化に励んで弱点を克服したほか、徹底した肉体改造で体重を10キロほど増やすことにも成功した。

 また、昨年秋から主将に抜てきされて周囲に気を配るようになったことで、心に余裕が生まれた。今大会中は「監督や仲間の声がしっかり聞こえたし、相手の動きもよく見えた」。心技体がそろった山本に、道内の敵はなかった。

 小中学時代は全国大会出場者を多く輩出している苫小牧の尚志館當摩道場(水見秀紀代表)に所属した。中学2年時に道大会男子55キロ級で全国大会出場まであと一歩と迫る準優勝。さらなる高みを目指して、名門東海大出身で全日本強化指定選手でもあった酒井監督率いる恵庭南高柔道部の門をたたいた。

 全国選手権に向け、同校OB選手らの胸を借りながら着々と練習を進めてきた山本。「自分の悪い部分は、はっきり分かっている。そこを直していけば負けない」と頼もしい。酒井監督は「真面目で誠実な素晴らしい人間性の持ち主。ここで満足せず、夏の高校総体も見据えて選手権では上位に入ってほしい」と期待をかける。

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