道と札幌市などは15日、新たな新型コロナウイルス感染者が54人確認されたと発表した。このうち12人の感染経路が追えていない。死亡は道内の90代女性1人と札幌市の年代性別非公表の1人の計2人。道内の死者の累計は709人となった。感染者は延べ1万9944人(実人数1万9893人)。
道は18人の感染を確認した。内訳は、石狩管内2人、後志管内4人、上川管内4人、十勝管内1人、釧路管内5人、神奈川県1人、沖縄県1人。胆振管内の新規感染者は4日ぶりにゼロだった。富良野市内の飲食店で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、経営者と従業員、利用者の計9人の陽性が判明した。
既存クラスターでは十勝管内芽室町の公立芽室病院で1人増の計50人、釧路市の白樺台病院で2人増の計67人、同市の釧路孝仁会記念病院で2人増の計31人となった。
札幌市は32人の感染を確認。食品関連会社の集会で発生したクラスターでは、新たに参加者1人の感染が分かり、計32人に拡大した。
小樽市は1人、函館市は3人の感染を確認した。
道内で治療を終えたのは1万8534人。15日現在の患者数は前日から2人減の701人、重症は3人。14日時点の入院患者の病床利用数は前日から8床増の363床となっている。