苫小牧市は13日、市福祉ふれあいセンターで車いすバスケットボール教室を開いた。市民ら18人が参加し、楽しみながら基礎的なプレーの要領を学び、競技の魅力に触れていた。
市スポーツ都市推進課が主催し、障害者スポーツの振興を目的に2017年から毎年開かれている。東京パラリンピック公式種目となっている車いすバスケットボールはルールや使用するコートが一般のバスケットボールとほぼ同じで、ブレーキがない競技専用の車いすを使用する。
苫小牧車いすバスケットボールクラブの野本孝紀主将らメンバー5人が講師を務めた。参加者は基本ルールの説明を受けた後、車いすに乗ってシャトルランやドリブルを体験。5人対5人の試合も行われ、パスをつないでシュートを決める様子も見られて白熱した。
車いすバスケを初めて体験した大矢瑞紀さん(明野小2年)は「車いすに乗ってドリブルするのは難しかったけど、試合は楽しかった」と話していた。