信念は「信頼される学校づくり」。管理職になってからは、保護者や地域の人には誠実に、かつ丁寧に接するよう教職員たちにお願いしてきた。
桧山管内今金町出身。北海道教育大学釧路分校を卒業後、古里に近い奥尻町の奥尻小学校に赴任した。「プールが無く、水泳学習は海で実施していたことにまず驚いた」と懐かしむ。
その後は苫小牧市をはじめ、厚真町、豊浦町など、胆振管内の小学校で教務に当たった。周りは経験豊富で授業が上手な教員が多く「何とか追い付こうと、一緒に教材研究をしたり、分からないことを教えてもらったりした」と振り返る。子どもたちには「まずは勉強を一生懸命に、そして友達と仲良く」と力を込めた。
市内の教員にはとても一生懸命なイメージを持っており「先生同士で協力し合いながら経験を積み重ね、より良い学校づくりにつなげてほしい」と願う。
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3月末で教育現場を離れる苫小牧市内の小中学校と高校の校長先生を紹介します。