道と札幌市などは5日、新型コロナウイルスの感染者が新たに64人確認され、1人が死亡したと発表した。このうち16人の感染経路が不明。日別の新規感染者が60人を上回るのは3日連続。道内の死者は累計で690人、感染者は延べ1万9341人(実人数1万9292人)となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の70代女性。
道は、28人の感染を確認。内訳は、白老町の50代男性会社役員1人を含む胆振管内3人のほか、釧路管内9人、十勝管内5人、石狩(千歳、恵庭市各1人など)、上川両管内各3人、オホーツク、後志両管内各2人、札幌市居住1人。石狩管内の医療機関で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、5人(職員3人、入院患者2人)の陽性が判明。既存クラスターでは恵庭市の恵庭第一病院で1人増の計80人、十勝管内芽室町の公立芽室病院で5人増の計37人、釧路市の白樺台病院で3人増の計45人に感染が拡大した。
札幌市は、31人の感染を確認。市内の大学で新たなクラスターが発生し、学生9人の陽性が判明した。
函館市は3人の感染を確認。小樽、旭川両市は各1人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1万8090人。5日現在の患者数は561人で、重症は前日から1人増えて6人。4日時点の入院患者の病床利用数は、前日から18床増えて315床となった。