苫小牧市内の若手経済団体有志でつくる「青い折り鶴プロジェクト」が、新型コロナウイルス対策を推進するプロジェクトのＰＲ動画を配信している。苫小牧ゆかりの有名人や市民など１２０人以上が出演。医療従事者への感謝や感染防止意識高揚を訴えている。

　 　動画は２分２０秒。苫小牧出身で、人気音楽グループＥＸＩＬＥ（エグザイル）のメンバーＳＨＯＫＩＣＨＩ（ショーキチ）さんやシンガーソングライター堀江淳さん、プロレスラー山縣優さんなどが折り鶴を作り、それぞれ「頑張ろう苫小牧」などとコメントしている。

　 　アイスホッケーアジアリーグ・王子イーグルスの選手や折り鶴を手にした市民有志の写真も登場する。

　 　プロジェクトは、苫小牧商工会議所青年部（藤田健次郎会長）と北海道中小企業家同友会苫小牧支部友知会（藤淳一会長）が企画。１月下旬からＳＮＳ（インターネット交流サイト）上で「＃青い鶴プロジェクト」のハッシュタグを付け、折り鶴の写真を投稿するキャンペーンを展開している。

　 　同青年部副会長の畑中稔氏は「これ以上感染者を増やさないことが医療従事者への恩返しになる」と強調。同友知会幹事長の内野直樹氏は「動画を見て折り鶴を作り、投稿することを通じて市民一人一人が感染防止について考えてもらえれば」と話している。