道などは1月30、31の両日で、新型コロナウイルスの感染者を210人(30日106人、31日104人)、死者を11人(30日6人、31日5人)新たに確認したと発表した。このうち57人(30日36人、31日21人)の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を超えるのは、6日連続。道内の死者は累計602人、感染者は延べ1万7445人(実人数1万7400人)となった。
道は30日、37人の感染を確認した。内訳は胆振管内3人(いずれも苫小牧市)、石狩管内23人、空知管内2人、後志管内2人、上川管内2人、釧路管内3人、オホーツク管内2人。既存のクラスター(感染者集団)は▽千歳市の北陽高校が2人増の11人▽江別市のスポーツクラブが1人増の11人▽小樽市の私立高校が2人増の62人▽函館少年刑務所が3人増の10人▽旭川市のデイサービス「すたいる」が1人増の31人▽札幌市の医療機関が1人増の231人―などとなっている。
31日も道は37人の感染を確認。胆振管内が苫小牧市の3人を含む4人、石狩管内は18人、後志管内5人、桧山管内3人、釧路管内5人、オホーツク管内1人、十勝管内1人となっている。
江別市の介護老人福祉施設「夢あかり」で14人、後志管内余市町の養護老人ホーム「かるな和順」で6人の新規クラスターが発生。既存のクラスターは▽空知管内の建設事業所が2人増の8人▽十勝管内音更町の「あんじゅ音更」が1人増の96人▽札幌市の障害福祉サービス事業所が16人増の36人▽同市の札幌丘珠高校が4人増の35人▽小樽市の北海道社会事業協会小樽病院が3人増の30人―などとなっている。
札幌市は113人(30日55人、31日58人)、小樽市は12人(30日3人、31日9人)、函館市は6人(いずれも30日)、旭川市は5人(同)の感染を発表した。
死者は30日が小樽市の性別年代非公表の2人、函館市の性別年代非公表の2人、札幌市の70代女性と80代女性の各1人。31日は小樽市の60代女性、道内の性別年代非公表、90代女性、80代男性、70代男性の各1人。
道内の31日現在の感染者数は1364人(重症は12人)、30日時点の入院患者の病床利用数は666床となった。
直近1週間(25~31日)の新規感染者は777人(人口10万人当たり14・6人)で、道が国に緊急事態宣言を要請する基準の1327人(同25人)を下回っている。