苫小牧市は27日、スポーツイベントの運営を手掛けるアールビーズ(本社・東京都)と包括連携協定を結んだ。市と同社は、マラソン大会の開催などで連携を図っていく方針だ。
同社は、月刊のランニング情報誌「ランナーズ」発行のほか、東京マラソンや北海道マラソンなどの大会運営を受託している。同社の自治体との連携協定は、北海道や網走市などに次いで道内5例目となる。
同社は協定締結に先立ち、自社のポータルサイト内に26日から苫小牧のスポーツ大会や教室、クラブなどの情報を発信する「スポーツタウン苫小牧市」の項目をアップした。
イベント開催では、数多くのマラソン大会を運営してきた同社のノウハウを生かす。2月14日にノーザンホースパークスノーマラソンを苫小牧で初開催する予定。来年度には市内でトライアルマラソンを企画する予定で、実施時期の検討を進めている。
オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使って行われた締結式には、岩倉博文市長や同社の橋本治朗社長らが臨んだ。協定書への署名を終えて、岩倉市長は「市民の健康に役立つ取り組みを連携しながら進めていく」と述べ、橋本社長は「スポーツの力で、地域社会の活性化に貢献したい」と話していた。