道などは25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに88人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち15人の感染経路を追えていない。道内の感染者は延べ1万6722人(実人数1万6760人)、死者は累計で575人となった。
道は39人の感染を確認した。内訳は胆振管内が苫小牧市の2人を含む10人、石狩管内は6人、空知管内が6人、十勝管内2人、釧路管内12人、渡島管内1人、オホーツク管内は2人。
苫小牧市内の高齢者向けデイサービスセンターで25日までに20~80代の計5人(職員1人、利用者4人)の感染が確認され、道は胆振管内18例目のクラスター(感染者集団)に認定した。無症状または軽症という。
札幌市内では札幌西高で生徒6人、すすきの地区の酒類を提供する飲食店で20~40代の計14人の新規クラスターが発生。空知管内の建設工事事業所、釧路市の飲食店でもそれぞれ計5人のクラスターが確認された。
既存のクラスターは、小樽市の社会福祉法人「北海道社会事業協会小樽病院」で1人増の計8人、函館市内の函館大学で6人増の計17人、函館市の福祉施設で1人増の計42人、札幌市の医療機関で1人増の計16人、十勝管内音更町の介護老人保健施設「あんじゅ音更」で3人増の計95人に拡大している。
札幌市は35人、小樽市は1人、函館市は12人、旭川市は1人の感染を発表した。
全道の死者は小樽市の性別・年齢非公表の1人、札幌市の60代男性と90代女性1人ずつ、道内の70代男性、90代女性、年代性別非公表各1人。