2020年8月、苫小牧市内中心部の春日町から西部の小糸井町へ移転したラーメン店。新型コロナウイルス禍ではあるが、手指用消毒液の設置や券売機導入など感染症対策を施した店内は連日、にぎわいを見せている。

　看板メニューは移転前と変わらず「味噌（みそ）」（税込み800円）。店主の住友政吏さんが札幌の人気店で修業し完成させた一品は、調味料のみそを鍋で焼いてからスープに溶くことでまろやかかつ香ばしい味わいに仕上がっているのが特長だ。

　また、移転を機にスープ具材の見直しや、トッピングのネギを道産から京都産の九条ネギに変えるなど一部を新しくした。「正油（しょうゆ）」（税込み800円）、「塩」（同770円）、ホッキ節しょうゆを使った「あっさり昔風正油」（同770円）、「チャーハン」（同670円）もメニューに並ぶ。

　店内はモダンで落ち着きのある雰囲気。カウンター席のほかテーブル席を三つ設け、サラリーマンや家族連れなど幅広い客層に対応できるようにした。

　10年近く営業した旧店舗時代と変わらず、「地域の方々に長く愛されるお店になっていきたい」と住友さんは語った。

　苫小牧市小糸井町1の5の28。営業時間は午前11時～午後3時半、午後5時～同8時。月曜定休（祝日の場合は翌日）。電話0144（84）6670。