道などは23、24の両日、新型コロナウイルスの感染者が新たに232人(23日138人、24日94人)確認され、8人(23日4人、24日4人)が死亡したと発表した。このうち73人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を下回るのは5日ぶり。道内の死者は累計で569人、感染者は延べ1万6672人(実人数1万6629人)となった。
道は23日、49人の感染を確認した。内訳は苫小牧市2人(40代男性)を含む胆振管内9人のほか、石狩管内13人、十勝管内8人、空知、釧路両管内各5人、オホーツク管内4人、後志管内2人、上川、留萌両管内各1人、埼玉県居住1人。
24日も道は36人の感染を確認。内訳は、苫小牧市5人(20~70代男女)を含む胆振管内13人のほか石狩管内10人、オホーツク管内6人、十勝管内3人、空知、渡島、後志、釧路4管内各1人。既存のクラスター(感染者集団)では、十勝管内音更町の帯広徳洲会病院で3人増の計53人に感染が拡大した。
札幌市は23日、再陽性1人を含む61人の感染を確認。市内の医療機関で6人(職員4人、患者2人)の新たなクラスターが起きた。
同市は24日も35人の感染を確認した。市内の酒類を提供する飲食店2店でクラスターが発生。それぞれ6人(利用客5人、従業員1人)、8人(利用客6人、従業員2人)の感染が判明した。
小樽市は17人(23日10人、24日7人)、函館市24人(23日9人、24日15人)、旭川市10人(23日9人、24日1人)の感染を発表した。
死者は道で居住地非公表の4人(70~90代男女)、札幌市で2人(70~80代女性)、小樽市で1人(70代男性)、函館市で1人(年代・性別非公表)を確認した。
道内の24日現在の患者数は1484人で、重症は17人。23日時点の入院患者の病床利用数は721床となった。
直近1週間(18~24日)の新規感染者数は854人(人口10万人当たり16・1人)で、道が国に緊急事態宣言を要請する基準(1327人、10万人当たり25人)を下回っている。