道などは21日、新型コロナウイルスの感染者が新たに130人確認され、6人が死亡したと発表した。このうち、40人の感染経路を追えていない。日別の新規感染者が100人を上回るのは2日連続。道内の死者は累計で557人、感染者は延べ1万6329人(実人数1万6287人)となった。
道は33人の感染を確認した。内訳は苫小牧市3人(30代男性、40代女性、50代女性)を含む胆振管内7人のほか、石狩管内6人(千歳、恵庭市各1人など)、渡島、釧路両管内各5人、オホーツク管内4人、上川管内3人、空知管内2人、十勝管内1人。
既存のクラスター(感染者集団)では、恵庭市の接待を伴う飲食店で1人増の計13人に感染が拡大。空知管内栗山町の栗山警察署でも1人増の計13人となった。
札幌市は、再陽性1人を含む74人の感染を確認。既存クラスターでは、タナカメディカル札幌田中病院で1人増の計282人、市内の医療機関でも新たに職員2人の陽性が判明して計219人に感染が拡大した。
旭川市は、5人の感染を確認。デイサービス施設で新たなクラスターが発生し、職員や利用者計8人の陽性が判明した。函館市は、9人の感染を確認。既存のクラスターでは、救護施設「明和園」で新たに3人が感染し、計38人に拡大した。小樽市は、9人の感染を発表。市役所福祉部で新たなクラスターが発生し、職員5人の感染が分かった。
死者は、札幌市で5人(50~100歳代男女)、道で居住地非公表の1人(90代男性)を確認した。
道内の21日現在の患者数は1599人で、重症者は前日から2人増の15人となった。20日時点の入院患者の病床利用数は、前日から22床増えて730床。軽症者向けの宿泊療養施設には380人が入所し、201人が入所日調整中で自宅待機している。自宅・福祉施設療養者は336人。