窓口

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2021年1月21日

 今から10年以上前の体験談。普段では考えられないような赤恥をかいて、きのうのことのように覚えている。親を亡くし、市役所で各種手続きをしたときの話。複数の窓口をはしごし、長い時間待たされ、かなり疲れていたと、先に言い訳しておく。

 最後に行った手続きが、犬の飼い主登録の変更だった。それまでいろんな書類に、何度も親の名前を書き込み、手続きを代行したような気分でいたところ。職員が小さなカード状の紙を出し、「お名前をお書きください」。とっさに愛犬の名前「まーくん」と大きく書いたが、職員は表情一つ変えず「あなたのお名前です」。心の中で「伝え方が悪い」と愚痴りつつ、黙々と名前を書き直した。

 苫小牧市役所が今月から「おくやみの窓口」を開設した。死亡に関する手続きで、遺族の負担を軽減しようと、事前予約制を導入。訪れる前日までに連絡すれば、庁内で情報を共有し、ワンストップサービスで対応するため、待ち時間の短縮、スムーズな案内、窓口の混雑緩和などにつながる。

 これから年度末に向けては進学や就職に伴う引っ越しシーズン。転入や転出など各手続きを必要とする人が増える時期だ。行政の手続きはとかく煩雑で分かりづらい印象があり、不慣れな人も多いだろう。将来はデジタル化、オンライン化が加速し、利便性の向上もさらに追求されると思うが、足元から進む改革にも期待したい。(金)

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