苫小牧市は15日、健康こども部内に新型コロナウイルスワクチン接種対策室を設置した。2月下旬にも始まる予防接種の関連業務を担う。市医師会や苫小牧保健所などと連携し、体制整備を進める。
室長には白川幸子健康こども部次長が就任。同部のほか、福祉部や総合政策部、総務部、財政部、市民生活部の職員の兼務で、18人体制で始動した。同日の辞令交付で、岩倉博文市長は「全庁挙げてスムーズな進捗(しんちょく)、しっかりとした管理を」と呼び掛けた。
対策室は今後、接種を行う会場や医療機関の確保、住民が接種する場合に必要な接種券の発行・発送、予防接種の台帳管理などを担う。 国の方針では2月下旬から医療従事者に先行的に接種。3月以降、高齢者への接種券の発行、接種を始める。その他は基礎疾患のある人や高齢者施設で働く人を優先し4月から順次、接種券を配る。接種に伴う費用は全額国費で賄う。