第46回北海道ミニバスケットボール大会は8日、ダイナックスアリーナ(千歳市)などで開幕した。女子で苫小牧代表の美園小は1回戦で岩内(小樽)に105―11で圧勝し、2回戦に駒を進めた。男子で同じく沼ノ端は1回戦で西岡北(札幌)に29―52で押し切られた。
全道各地の予選を制した男女各15チームが出場し、トーナメント戦を繰り広げる。9日は男女の2回戦各4試合が行われ、準決勝、決勝は10日、同アリーナで行われる。
男女の優勝チームは、3月に東京都で開催予定の全国大会出場権を獲得する。
【男子】
▽1回戦
西岡北52―29沼ノ端
恵み野52―37名寄、白石45―26札内、ドリーム32―27倶知安、札苗北55―37登別富岸、神居東51―44南幌、小泉瑞野48―31釧路鶴野
【女子】
▽1回戦
美園小105―11岩内
札苗緑42―41北見小泉、鳥取西57―18本通、地球岬48―46恵庭和光、帯広明星51―43南幌、平岡中央45―41旭川向陵、アルピナ43―37赤森八
―初戦圧勝の美園小
女子の美園小が岩内(小樽)に圧勝した。好発進を切って牧口勝治ヘッドコーチ(HC)は「大きな大会で萎縮すると思ったが、練習通りのプレーを見せてくれた」とほっとした表情で語った。
17得点を挙げたパワーフォワードの土橋環花(ウトナイ小6年)が躍動。「ゴール下での得点がいつもより決まっていた」と手応えを語った。牧口HCも「いつもは目立たないプレーが多いけれど、きょうは勢いが違った」とたたえた。
センター國廣愛音(勇払小同)は27得点をマークし、「試合を楽しめた」と話す。自らボールを運んで速攻を数多く決め、チームをけん引した。「次の試合も積極的に得点したい」と話した。
堂々としたプレーで初戦をものにし、渡邉結衣主将(美園小同)は「6年生が中心となって、また点差を付けて勝ちたい」。次の戦いへ闘志をかき立てていた。
―沼ノ端、強豪相手に差開く
札幌の強豪、西岡北に敗れた男子の沼ノ端。全ポジションをこなした八戸陽生主将(ウトナイ小6年)は「実力の差を感じた」と悔しがった。
第1クオーターで2点リードを奪ったが、第2クオーター以降はボールを支配率できた時間帯が少なくなっていった。
中村元輝HCは「攻守でのリバウンド争いに勝てなかったのが敗因」と振り返った。
全道優勝の偉業は後輩に託す。八戸主将は「来年もまた全道大会に出て、次は優勝を目指して頑張ってほしい」と思いを込めた。