道などは25日、新型コロナウイルスの感染者が新たに97人確認されたと発表した。日別の新規感染者数が100人を下回るのは22日以来3日ぶり。このうち38人の感染経路を追えていない。道内の死者は8人で累計423人、感染者は延べ1万2715人(実人数1万2681人)となった。
道は42人の感染を確認した。内訳は苫小牧市の40代男性1人を含む胆振管内6人のほか、十勝管内15人、石狩管内9人、空知管内5人、渡島管内3人、上川管内2人、後志管内1人、神奈川県居住1人。
十勝管内で新たなクラスター(感染者集団)が2件発生。帯広市の帯広南商業高校で生徒6人、新得町の養護老人ホーム「ひまわり荘」で6人(施設入所者4人、職員2人)の感染が分かった。既存のクラスターでは、千歳市の障害者支援施設で1人増の計20人、伊達市の特別養護老人ホーム「おおたきの杜」で2人増の計64人、洞爺湖町の洞爺温泉病院で2人増の計91人に感染が拡大した。
札幌市は、46人の感染を確認。クラスターが発生しているタナカメディカル札幌田中病院では新たに1人の感染が分かり、計270人に。ススキノ地区の接待を伴う飲食店関連は1人増の計176店舗、614人となった。
旭川市は、2人の感染を発表。国内最大のクラスターとなっている旭川厚生病院では、新たに患者1人の陽性が明らかになり、計301人となった。函館市は5人の感染を確認。市内の調剤薬局で新たなクラスターが起き、25日までに従業員10人の陽性が判明した。小樽市は、2人の感染を発表した。
死者は札幌市で4人(70~80代女性)、道で3人(居住地非公表の70~80代男女2人と年代・性別非公表1人)、旭川市で1人(年代・性別非公表)を確認した。