道栄、1点差で敗れる―海部(徳島)先行に一歩届かず 〔高校バスケ・ウインターカップ〕

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  • 2020年12月25日
1回戦〔北海道栄―海部〕北海道栄攻撃時の両チームの攻防=24日、東京体育館、日本バスケットボール協会提供

 ソフトバンクウインターカップ2020第73回全国高校バスケットボール選手権大会は第2日の24日、東京体育館などで男女の1、2回戦の試合が行われた。男子で初出場の北海道栄は1回戦で海部(徳島)に76―77の1点差で敗れ、初戦突破はならなかった。3連覇を目指す福岡第一(福岡)は四日市工業(三重)に129―64で圧勝。女子では2回戦から登場した札幌山の手が白鵬女子(神奈川)を122―75で下し、16強入りした。

 男子の道栄は、終盤の1点を争う緊迫した攻防で競り負けた。昨年4強の東山(京都)、北陸(福井)が2回戦に進出した。光泉カトリック(滋賀)は選手1人に発熱があり、新型コロナウイルス感染が疑われるため棄権。福島東稜(福島)の不戦勝となった。

 女子の2回戦では連覇を目指す桜花学園(愛知)、2年ぶりの優勝を狙う岐阜女(岐阜)などが勝利した。

 【男子】

 ▽1回戦

 海部77―76北海道栄

 北海道栄が激しい競り合いであと一歩及ばなかった。1点ビハインドの第4クオーター残り3・8秒で、センター吉岡がゴール下から決めて逆転したが、海部のフォワード細川にドライブされ、リードを許した。残りわずか、最後のオフェンスも得点できず、試合終了となった。

 東山119―71日本航空、飛龍84―63県立盛岡南、東海大付属諏訪20―0(不戦勝)土浦日本大、県立佐世保工業98―87奈良育英、法政大第二102―72県立松江東、東北学院78―61高岡第一、実践学園76―62金沢、県立宇都宮工業106―93県立豊浦、福岡第一129―64県立四日市工業、開志国際117―48専修大付属、延岡学園20―0(不戦勝)市立船橋、新田105―69柳ケ浦、美濃加茂81―69県立佐賀東、福島東稜20―0(不戦勝)光泉カトリック、北陸85―72中部大第一▽2回戦 洛南67―65桜丘、報徳学園20―0(不戦勝)桐光学園、尽誠学園115―76英数学館、仙台大付属明成127―56県立和歌山工業

 【女子】▽2回戦 桜花学園108―40県立徳山商工、八雲学園105―80盛岡白百合学園、大阪桐蔭101―66鵠沼、聖カタリナ学園86―48県立西原、大阪薫英女学院86―71白鷗大学足利、高知中央86―69市立前橋、県立津幡75―49佼成学園女子、安城学園78―50正智深谷、開志国際84―69実践学園、岐阜女子83―64東海大付属福岡、札幌山の手122―75白鵬女子、東京成徳大105―73慶進、京都精華学園91―84浜松開誠館、昭和学院95―55県立いなべ総合学園、県立中津北84―81県立富岡東、県立小林80―55和歌山信愛

 ―道栄、残り3・8秒…つかみかけた初勝利

 試合終了間際の競り合いでわずかに及ばなかった。手に汗握る大接戦は海部に軍配が上がった。高校最高峰の大会出場を終えて、フォワード多田悠馬主将(3年)は「夢見た舞台で試合することができて、後悔はない」と気丈に言い切った。

 序盤は道栄ペースで進んだ。木村匡宏ヘッドコーチ(HC)が試合前に部員に伝えた「入らなくてもいいから思い切ってシュートを打って」との言葉に応えるように、開始直後から多田主将が3連続のスリーポイントを奪った。同じく羽野唯人(同)もドライブやジャンプショットを成功させて優勢な展開に持ち込んだ。多田主将は「シュートタッチが良かったこともあるけれど、コーチの言葉もあって、気楽に打つことができた」と振り返る。

 流れが変わったのは第1クオーター残り2分47秒。司令塔のポイントガード熊谷翔(同)が負傷により離脱した。守備での貢献度も高い「エース」がコートからいなくなり、序盤でできた勢いを失った。

 第3クオーターに入って逆転を許し、その後はシーソーゲーム。勝負どころは試合の最終局面に訪れた。第4クオーター残り3・8秒で、羽野からのパスを受けたセンター吉岡渉がゴール下から得点し、1点のリードを奪った。続くタイムアウト明け、海部にドライブ後の得点を決められ、そのまま逃げ切られた。木村HCは「熊谷のためにも勝ってあしたも試合をしたかったが、最後でうまくいかなかった」と悔やんだ。

 道栄のウインターカップは1回戦で終幕。試合直後のベンチで木村HCは「恥ずかしいゲームはしていない。胸を張って帰れ」と部員に声を掛けたという。

 卒業する3年生の無念は後輩に教訓として着実に引き継がれるはずだ。多田主将は「自分たちを超えるチームをつくり上げて、来年またウインターカップに出て勝利をつかんでほしい」と闘志のバトンを託した。

 (石井翔太)

 ― 司令塔任された長澤、緊急出場も試合をコントロール

 第1クオーター途中で負傷し、離脱したポイントガード熊谷翔(3年)と交代した長澤尊星(同)が奮闘した。第4クオーターまで勝敗が見えない接戦を、司令塔として全力でコントロールした。

 急きょコートに立った長澤は「アクシデントで動揺はしたが、代わりにしっかりゲームメークしようと思った」。ディフェンスでも踏ん張り、「相手のガードにプレッシャーを掛けることを意識した」と話す。

 第4クオーターではシュートを決めた後に、スティールを決めるなど、多田主将のゴールをアシストし、攻守にわたって貢献した。惜しくも負けはしたが、「ディフェンスを頑張って得点につなげることができた」と振り返った。

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