道などは23日、新型コロナウイルスの感染が新たに114人確認されたと発表した。日別の新規感染者数が100人以上となるのは2日ぶり。このうち46人の感染経路を追えていない。道内の死者は10人で累計411人、感染者は延べ1万2495人(実人数1万2461人)となった。
道は再陽性1人を含む39人の感染を確認した。内訳は胆振管内の10人のほか、石狩管内14人(恵庭市3人、千歳市2人など)、十勝管内11人、空知、上川、留萌、釧路4管内各1人。既存のクラスター(感染者集団)では、伊達市の特別養護老人ホーム「おおたきの杜」で3人増の計62人、十勝管内音更町の帯広徳洲会病院で1人増の計24人に感染が拡大した。
札幌市は、59人の感染を確認。市内の小規模多機能型居宅介護事業所で新たなクラスターが発生し、5人の陽性が判明した。道内のクラスターは累計217件となった。
旭川市は10人の感染を確認。国内最大のクラスターとなった旭川厚生病院では、新たに看護師2人の陽性が明らかになり、感染者は300人に達した。重症心身障害児者施設「北海道療育園」でも3人の入所者が陽性となり、感染は計144人に拡大した。
小樽市と函館市も各3人の感染を発表した。
死者は札幌市で7人(80~100歳代男女)、道で3人(居住地非公表の70~90代男女)を確認した。