男子1回戦 駒大苫、前橋育英に惜敗―序盤攻勢も逆転許す 〔高校バスケ・ウインターカップ〕

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  • 2020年12月24日
1回戦〔駒大苫小牧―前橋育英〕ゴール下での激しいリバウンド争い=23日、東京体育館、日本バスケットボール協会提供

 ソフトバンクウインターカップ2020第73回全国高校バスケットボール選手権大会第1日の23日、東京体育館などで男女の1回戦が行われた。男子北海道代表の駒大苫小牧は前橋育英に78―82で惜しくも敗れた。前回準優勝の福岡大大濠(福岡)は岡山商大付属(岡山)に96―65で快勝し、能代工業(秋田)は九州学院(熊本)に72―77で及ばなかった。

 全国各ブロックの予選を勝ち抜いた男女各60チームが出場し、29日までトーナメント戦を繰り広げる。

 北海道からは道予選優勝の駒大苫小牧と準優勝の北海道栄がともに初出場。初戦に臨んだ駒大苫小牧は前橋育英に途中まで先行の展開としながら逆転され、逃げ切られた。

 女子の道予選で準優勝した北星学園女子は1回戦で八雲学園(東京)に55―107で敗れた。連覇を目指す桜花学園(愛知)が松徳学院(島根)を146―30で下した

 【男子】

 ▽1回戦

 前橋育英82―78駒大苫小牧

 駒大苫はフォワード星を中心に攻撃を組み立て、8点差をつけて前半を終えた。後半第3クオーター残り1分で初めて逆転を許すと、一進一退の攻防を展開。フリースローの失敗が相次ぎ、広がった点差を詰め切れなかった。前橋育英は、後半でガード石川のスリーポイントシュートが随所で決まり、流れを呼び込んだ。

 桜丘104―84日本大学豊山、英数学館89―78県立鹿児島工業、県立和歌山工業98―87県立高松商業、報徳学園102―57八戸工業大第一、正智深谷95―62高知中央、県立豊見城73―69北陸学院、九州学院77―72県立能代工業、羽黒93―92県立厚木北、つくば秀英93―72鳥取城北、関西大北陽96―56県立広島皆実、福岡大付属大濠96―65岡山商科大付属

 【女子】

 ▽1回戦 桜花学園146―30松徳学院、八雲学園107―55北星学園女子、大阪桐蔭79―69県立郡山商業、聖カタリナ学園89―69県立長崎西、県立徳山商工69―56県立新居浜商業、盛岡白百合学園77―67東海大付属諏訪、鵠沼78―48高岡第一、県立西原103―90県立米子南、高知中央75―66倉敷翠松、市立前橋95―68県立足羽、佼成学園女子98―72英明、県立津幡64―56柴田学園、大阪薫英女学院92―45日本航空、白鷗大足利100―77県立広島皆実、安城学園80―62新潟産業大付属、正智深谷51―37奈良文化、浜松開誠館86―62熊本国府、京都精華学園94―60聖和学園、県立小林92―71三田松聖、和歌山信愛83―71県立佐賀北、県立富岡東20―0(不戦勝)土浦日本大、県立中津北66―61千葉英和、県立いなべ総合学園52―51帝京安積、昭和学院115―50市立鹿児島女子、実践学園98―66県立草津東、岐阜女子92―49県立湯沢翔北、白鵬女子98―75県立山形中央、東京成徳大117―63精華女子

 ―最後は小差詰め切れず フリースロー失敗響く

 駒大苫小牧は前橋育英に4点差で惜敗した。前半は試合を主導する展開としながら逆転を許して逃げ切られた。ガードの藤岡大翔主将(3年)は「何が起こるか分からない」と悔しさをにじませた。

 ゲーム開始直後から、初出場を感じさせない躍動感あふれる戦いを見せていた。センター浅水鳳眞(同)が速攻で両チーム通じてのファーストポイントを奪うと、続けざまに藤岡主将が得点。その後も優勢を保ち、8点差で前半を折り返した。

 勝負を分けたのはフリースローの成功率だった。前橋育英が6割を超えていたのに対し、駒大苫小牧は45・7%。田島範人ヘッドコーチ(HC)は「フリースローが入らなかったことが、敗因の一つ」と語った。

 持ち味の守備も後半は機能しなかった。ディフェンスリバウンドが取れない状況が続き、逆転を許すきっかけとなって傷口が広がった。「リバウンドで粘り切れなかったために、ディフェンスで労力を割いて、攻撃にエネルギーを注げなかった」(田島HC)。

 藤岡主将は「後半で追い付かれて焦ってしまった部分があると思う」と語った。23得点7リバウンドと気を吐いたフォワード星健太朗(3年)は「自分がやらなきゃと気負い過ぎて、悔いもある」と振り返った。

 道予選初優勝からウインターカップまでひた走ったチームは終わりを迎え、大舞台でのリベンジは、現1、2年生の代に託される。田島HCは「この悔しい思いは後輩が引き継いでいかなければならない」と語り、出直しを誓っていた。

 (石井翔太)

 ― 苫小牧出身・大山(1年)「来年、戻ってきたい」

 チーム唯一の苫小牧出身フォワード大山未南斗が1年生ながらベンチ入りを果たした。ウインターカップで得た経験を糧に、今後は主力選手を目指していく。

 7分51秒のプレータイムで、4得点を挙げた。特に第2クオーター残り1秒で決めたスリーポイントシュートは点差を広げるショットで、前半の優勢を印象付けた。「プレッシャーや緊張はあったけど、いい経験になった」と振り返った。

 和光中学校3年時の昨年には、全国中学体育大会出場を果たしていた。ウインターカップの舞台を踏んだことで、さらなる成長につなげる。大山は「悔しい思いをした先輩の分も戦うためにも来年、この体育館に戻ってきたい」と決意を語った。

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