道などは22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに74人確認されたと発表した。日別の新規感染者が100人を下回るのは16日以来6日ぶり。胆振管内はゼロだった。道内の死者は7人で累計401人、感染者は延べ1万2381人(実人数1万2348人)となった。
道は石狩管内6人、十勝管内1人、東京都と神奈川県居住各1人の計9人の感染を確認。既存のクラスター(感染者集団)では、江別市の認知症グループホームで新たに3人の感染が分かり、計13人に。十勝管内音更町の帯広徳洲会病院でも入院患者1人の陽性が判明し、計23人に拡大した。
胆振管内の新規感染者ゼロは今月1日以来、21日ぶり。
札幌市は49人の感染を確認した。ススキノ地区の接待を伴う飲食店の感染者は1人増えて計175店、610人となった。
旭川市は、16人の感染を確認。国内最大のクラスターとなっている旭川厚生病院では新たに看護師ら4人が感染し、計298人に。慶友会吉田病院では2人増の計212人、重症心身障害児者施設「北海道療育園」は9人増の計141人に感染が拡大した。
この日の全道の新規感染者74人のうち、14人の感染経路が不明。死者は札幌市で2人(60代と80代男性)、道で2人(居住地非公表の80代男女)、旭川市で2人(年代・性別非公表)、函館市で1人(同)を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1万230人。22日現在の患者数は1750人で、重症は1人減って31人となった。21日時点の入院患者の病床利用数は970床となり、道が独自に定める警戒ステージ5(900床)の基準を上回っている。