道の発表によると、胆振管内の新型コロナウイルスの感染者は12日、最多の32人が確認された。13日は11人で、8日から6日連続で2桁が続いている。12月の感染者は13日までに計119人。2月からの累計は308人になった。
12日の感染者の内訳は、80代が8人、90代4人、50代2人、10歳未満と20、30、70代が各1人、非公表は14人。13日は10歳未満1人、非公表は10人だった。
苫小牧保健所の野尻彰生次長は、感染者が増えた背景に「各地でクラスター(感染者集団)が続いたことが大きい」と分析した上で、「同じようなクラスターがいつどこで発生してもおかしくない」と強調。改めて「うがいや手洗い、マスク着用、消毒、換気など基本的な感染対策の徹底を」と呼び掛ける。
胆振管内のクラスターは13日までに、うとない保育園で園児3人と職員1人の感染が新たに判明し、計29人に。老人保健施設「苫小牧健樹園」も1人増の計8人、洞爺湖町の洞爺温泉病院は新たに23人の感染が分かり、計37人に拡大した。