中心市街地活性化を目的とした苫小牧市主催のイルミネーションイベント「とまイルスクエア2020」が1日、JR苫小牧駅南口駅前広場で始まった。来年2月14日まで、約11万3000球のLED(発光ダイオード)を使った17基のオブジェ「光の森」が夜の駅前を幻想的にライトアップする。
「とまイル」は2018年に始まり、今年で3回目。これまでは「光のドーム」を目玉としてきたが、今回は花をイメージした多彩なオブジェの間を歩いてもらうスタイルにした。
約6万6000球のLEDを使った中央のオブジェは、BGMに合わせて電飾の色や発光パターンが変わる。羽根やハート形のステージは、記念撮影スポットとして利用できる。
新型コロナウイルス感染防止のため、恒例の点灯式は中止。11月30日に試験点灯を実施した。
市内旭町の女性(48)は「コロナ禍で遠出が難しい中、地元でクリスマス気分を味わえるのは素晴らしい」と笑顔。市まちづくり推進課の担当者は「少しでもまちを明るくできれば」と話した。
点灯は午後4時~同11時(2月1日以降は同5時から)。
期間中は、市内中心部の協賛店で飲食、買い物した人を対象にした抽選会や市民の協力で制作したオブジェ展示、SNS(インターネット交流サイト)投稿作品を審査するフォトコンテスト、イルミネーションをイメージした創作料理などを楽しむイベントなどが企画されている。